幸せな透析人生 特別な日

この日は忘れられない

父と最期の言葉を交わした日 あれが最期になるとは

悔しい

父は最期にわがままをいった 父らしい

お腹空いた喉渇いたと

私は微笑みでかえした

病院から帰るときも また来るからねと言った

そして私は病室をでる前に振り返って父を見た

寂しそうだった

もっと居てあげたかった

五時間後意識がなくなった

手を握ってあげることしかできなかった

膝から崩れた