幸せな透析人生 家業

うちの家族は家業をまっとうした家族だと思う

ある意味 父の考えに振り回されていたともいう

小さい頃から父の働く現場 建設現場ですが連れていかれた

ガソリンスタンドが建設される現場やビルが建つ現場である

そこに建設図面を持って働く父の姿が好きだった

建設現場の監督さんの立場だった人だから

現場では怖かったです

目つきが険しいかた 当たり前だよね 足踏み外せば奈落の底に落ちるようなものだから

高い場所にのっかり父はお仕事をしていたし

若い衆に指図もしていた

あとでこれが父の引退の引き金になるとは

その頃の父を見ていたせいか大人になって管理者になったら勉強になったね

相手をどう説得させるかの勉強をしたね

のちにブラック会社でそのスキルを使うことになるとは  またこの話は別の機会に

父はよく大きな怪我した

最後は足を複雑骨折して引退した

三階の高さから落ちたそうだ

よく生きていたと思った

もう仕事やめろよと言いたかったが私も課長になりたてで言えなかった

そして父は引退した

そして私は父が言っていた お前は設計士になれと ある会社でCADをやった少しは親孝行できたかな?

父にはどう目に写っていたかな?

いまは家族でも会社に入れない企業ばかりだから家業もなくなったよね

日本はどこに行くのかな?